ThinkPad E14 Gen6 を購入した【購入編】
はじめに
ThinkPad E14 Gen 6 を購入したので、その備忘録。
PC を買った理由
2022年末に購入した、Lenovo ThinkBook 13 Gen4(AMD)が、2024年夏ごろに壊れた。 具体的には、「電源ケーブルを刺しても、充電ランプが点灯しない」という壊れ方をした。 Lenovo のサポートに問い合わせると、「無償修理期間を過ぎているため、実費がかかる」「申告の症状だと、(マザーボードの交換になり)8万程度かかる」と言われたため、修理をあきらめた。
PC の選定条件
主な要件はこのツイートに書いていたが、改めてまとめる。
[Must]
- 13/14型
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モバイル PC が欲しいから
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- 1.4kg 程度まで
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モバイル PC が欲しいから
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- 生体認証(指紋が嬉しい)
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顔認証だと、Linux で使えない可能性がある
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一応 howdy というソフトがある
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- 広いタッチパッド
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狭いと操作しにくい
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日本系はたいてい狭く、クリックボタンがあるため、あまり好みではない
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- FHD より高い解像度
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14型 FHD はやや狭く感じる
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- 16:10等のワイドすぎない比率
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16:9 に戻れない
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コードの一覧性が違う
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[Want]
- SSD 2 枚刺し
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デュアルブート時に、安全にデータを分割できる
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- 32 GB 選べる
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社用の Linux PC がメモリ 16GB でたまにフリーズするため
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[Other]
- 予算は15万円程度で抑えたかった。
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ツイートには記述していなかったが、あまりノートPCにお金をかけたくなかった
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メインはデスクトップである点・持ち運び頻度が減っている
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検討したPC
ここで、ほかの候補となったが、選ばなかった PC についてまとめる。
Apple MacBook Air/Pro
Apple Scilicon mac は非常に良い選択肢であると思ったが、メモリやストレージを上げると20万円を超えるほどまで高騰する。 結局使いたいのは Linux であるため、ハードウェアの互換性が気になった。
Fujitsu・NEC・VAIO・Dynabook
タッチパッドが小さく、操作感に今ひとつ欠けたため、除外した。
LG gram
前の PC が LG gram で、久しぶりに使うと思ったよりよくまとまっており、(性能以外は)不満がなかった。 だが、現行機ではメモリ 32GB モデルが存在しない点、価格帯が上がりすぎており、20万円程度必要になる点から見送った。
2018年モデルは、15万円程度で購入した記憶がある。 また、DDR4 SODIMM が 1ポート、m.2 NVMe/SATA ポートが2ポート空いているため、遊びがいのある機種だった。
Dell / HP
Dell 機は費用感も良く、セールでもたびたび見かけたが、候補の Inspiron 13 は会社の業務用 PC として選んでいるため、面白くなかった。 HP の Pavilion Aero は割と悩んだ。というか、前の ThinkBook を買うときも、悩んだ。 後述する CPU の問題から、除外した。
Ryzen 7000系 CPU
以前の ThinkBook では、Ryzen 5 6600U(Zen3) を搭載していた。 Ryzen 7000系の CPU はアーキテクチャ的には Zen3+ であり、前の PC からほとんど変わっていない。 内臓 GPU に至っては同じものを用いている。 そのため、買ったときの満足感がなかったため、消極的な選択肢になった。
Intel Core Ultra 2(Lunar Lake)
とてつもなく好みである。 基本的に i7-K のような発熱をガンガン抑えるような設計思想は好みではない。 低発熱でよく伸びてくれる石が好きだ。 その点、intel 第8世代はとても好みである。 Lunar Lake の傾向は、まさに好みと合致する。
時期が合えばこの子を購入したかった。
だが、現時点で高い。 DRAM もダイに統合したこともあり、メモリが増設できなくなっている。 そのため、今回は見送った。
※ Ultra 7 + 32GB で 20数万であり、従来で考えると、別に法外に高いわけでもない気がしてきた。 ※ 来年の夏ごろまで待てば価格も落ち着いているだろう。やはり、早死にした ThinkBook が悪い。
Intel Core Ultra 1(Meteor Lake)
現在よく見かける CPU。 会社の業務用 PC として使ったり、業務中に動作検証などで利用している。 やや発熱は多いが、比較的素直に動いてくれる。 Ubuntu の Linux 6.5 Kernel では GPU の動作不調などもあったが、oem Kernel や Linux 6.8 Kernel では比較的そのような不具合も少なかったため、信頼して利用できると判断した。
Intel Core 13th(Raptor Lake)
使ったことはないが、何も言うことはない。 比較的安心して使えるであろう CPU。
Lenovo ThinkPad E14 Gen6 (intel)を選んだ理由
ThinkPad E14 Gen6 (intel)は先述の要件について、ほとんどすべてを満たしている(重量が1.4 kg 超である)。 ThinkPad には T シリーズなどの軽量機もあるし、Gen 5 であればもう少し費用も抑えられたかもしれない。 だが、あえて、E14 の Gen 6 を選んだ。
E 14 Gen 6 では、以下の 2 点に他の現行機と異なる強みを持っている。
- DDR5-SODIMM に対応しており、自身でメモリ交換が可能
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Gen 5 や他機種はオンボードメモリである
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- M.2 が 2242(出荷時)と 2280(ユーザー用)の 2 系統
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T シリーズは 1 系統
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このようにとても遊びやすい構成になっている。 さらに、これらの部品は CRU に指定されている。
CRU とは、Customer Replaceable Unit のことで、顧客が交換可能な部品である。 すなわち、公式から「交換してもいいよ」とのお墨付きがある。 しかも、交換しても保証が無効にならない。 ただし、交換時に壊した場合、保証が無効になる。 これを確認するために、ヨドバシアキバに出向き、店員に確認してもらい購入した。
今回は自分で増設する前提であるため、8GB/256GB という、コロナ前の PC みたいな仕様になっている。
ここまでで約 103,000 円。
購入オプションについて
普段なら、「保証など不要」と粋がっているところだが、前 PC が約 1 年半の悲劇の急逝を迎えたこともあり、保証を付けた。 4年まではとても安かったため、4年間の引き取り修理をつけるつもりでいた。
だが、なぜか店頭契約では引き取り修理を選べなかった。 そこで、一番いい保証であるプレミアムサポートを付けた、4年で2万7千円。いいだろう。
なんやかんやで、13万いくらかで購入できた。 これでも前の ThinkBook より安いため満足である。
次回の購入に向けて
今回は保証等で詳しく確認したいこともあり、ヨドバシカメラの店頭に出向き購入した。 店員さんの接客や知識はとても信頼できるものであり、意思決定に大いに役立った。
店頭で購入するにあたり、店が売りたい PC であれば限定クーポンが付き、大幅に安くなる一方で、そうでない場合、オンライン購入のほうが安くなりそうだ。 今回の例だと、Gen6(AMD)であれば、もともと intel より安いうえに、店頭限定でさらに値引けると案内された。
intel の場合特別な値引きもなかったため、結果としてオンラインと変わらない金額であった。
オプションパーツについて
増設するメモリや SSD については目星を立てている。
メモリは、Crucial の 16GB × 2 枚組を購入しようともくろんでいる。 ただ、12 月から東京都の電子決済キャンペーンがあるため、そこまで待つかもしれない。 となると、当面は 8GB で頑張ることになる。
SSD は、先代の ThinkBook の 512GB や デスクトップ機のあまりの 1TB などがあるため、当面は困っていない。 そもそもノートは定期的に初期化をしているため、データをため込んでいない。
まとめ
Lenovo の ThinkPad E14 Gen6 (intel)を購入したヨ!